家族じゅうたん/アーモンドについて

「人生の記念樹を植える」をテーマに、2016年春にリリースされたメモリアルオーダー「Almond」。
家族の暮らしの真ん中に、希望の花が満開に咲き誇りますように。
そんな願いを込められる絨毯として出来上がりました。

「Almond」の特徴は、基本となるデザインに対して、鳥の数を変えたり、花びらの色を変えたりできること。
ただのカラーリングだけではなく、そこには使い手の意思を入れて、職人たちが手織りで丁寧に織り上げる、世界にただ一枚の絨毯をつくるという壮大なテーマがあります。
これまでにもたくさんの方々に、さまざまな願いを込めた世界で一枚の絨毯をオーダー頂いてきました。

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そして、これから、、

アーモンドの絨毯は更に進化していきます。
もっと使い手の意思を込めることができるように。
もっと作り手の想いと技術を伝えられるように。
もっと希望の花を咲かせることができるように。

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これまでアーモンドの絨毯は
「意思のあるじゅうたん」という表現をしてきました。
ここでいう「意思」とは存在感のことです。

絨毯はモノですし、何も話したりしませんが、
使い込んで愛着が増してくると
家族の一員となって
何かを語りかけてくるような気がしてきます。
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それは
細胞が生きている
自然素材と自然環境
そして、すべて人の手で作られているからでしょうか。

絨毯が単なるインテリアとしての役割だけではなく、
たくさんの嬉しい記憶を紡ぎ、
時には、使う人やその家族を励ましたり
暮らしのどの場面にも
人生のどの場面にも
思い出の写真の中に必ず写っていて
絨毯を見れば
たくさんの思い出が溢れてくる。

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あの時も、この時も、
いつでもどんな時もそばにいてくれた、
と思えるものになっていく。

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アーモンドの絨毯には、
日々の生活とともに人生の指針となるモノであって欲しい。
絨毯が、人生の様々な場面でよき先生、よき相棒となりますように。
という思いが込められています。

庭に植えられた記念樹について
いつまでも、地に植えた日と意味と
その植えた時の風景を忘れないのと同じように

一枚の絨毯が
家族みんなで共有できる
かけがえのない記念のものとなるように
オーダーの際に
デザインに関わる3つのことに向き合って決めていただいています。

1、フィールドの色を選ぶ – 色に想いを込める –

青は鎮静、黄は喜び、緑は平和、橙は幸福、白は神聖など。
色には深い意味が込められています。

2、飛ぶ鳥の数を決める – 鳥は家族の象徴 –

お父さん鳥は先頭を飛び、お母さん鳥は優しく後ろから子供達を見守る。
どんな家族でありたいか。
鳥がいつでも指し示してくれています。

3、花びらに色をつける -希望の花びら-

家族一人一人が、それぞれの願いを込めた希望の花びらを咲かす。
毎日願いを込めた花びらを撫でる。そんな光景のある暮らし。

この3つの体験によって
これからどんな新しい絨毯に出会ったとしても、
この一枚がいつでも一番最高で
他では替えがきかない
深い価値を得ることができるのです。

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そして
これから始まるGOSHIMA絨毯との暮らしの中で
ものを大切にする心が育まれいくことでしょう。

アーモンドのデザインは、
モロッコで見たこの木との出会いから始まりました。

満開のアーモンドの花は
時折吹く強い風で
花びらがはらはらと舞っていきました。

花は咲ききって
大地に降り立ち
土の養分となって
次に咲く花のためにその命を
循環させる。
そんな命の循環を表現した
絨毯のデザインには
大きく広い余白をもたせました。

右上にある花びらは風に舞っている花びらです。
鳥は風に乗り
制約された四角い画面から向こう側へ飛んで行きます。
木はいつまでも変わらず、ずっとその場に立っています。

木は、いつか帰る場所のようにも思えてきました。
「いつでも帰ってきてね」と言ってくれているようです。

絨毯の模様は
本来、祈りや願いが込められてきたものでした。
毎日使うものに込められた
祈りや願いは
生き方や暮らしの表現です。

GOSHIMA絨毯は
新しい絨毯だからこそできる
これからを生きる人々の
祈りや願いを込めることができる絨毯を
自ら作ることができのです。

アーモンドの絨毯が誕生したのは
2016年の4月(http://kazetsuboban.com/archives/561)。
その時に綴った言葉をもう一度。

——–

“ アーモンドの木に咲く花からは、希望の歌が聴こえる

花は散り、宙を舞って、土に還る

そうしたら、

今度は土から希望の歌が聴こえてきた

しばらくすると、

土を潤す水に溶けて

今度は大地の下から歌がかすかに聴こえてくる

まわりまわって

また花が咲く頃

希望の歌となって鳥のさえずりとともに風に乗り

どこからともなく聴こえてくる”

生活に、人生に、時間に、心に、

アーモンドの木に咲く花から奏でられる希望の歌を。

——-

これまでたくさんの方の暮らしにこのアーモンドの木が植えられてきました。
これからも希望の歌がより美しいハーモニーとなっていきますように。